高校受験・中学生におすすめの模擬試験(都道府県別一覧)

中学生におすすめの模擬試験(高校受験対策)の都道府県別の一覧です。公開模試(会場テスト)は都道府県によって勢力が全く異なるため、「どの模試を受ければ良いか」迷われている方も多いと思います。そんな方のために、都道府県別に利用者(受験者)が多い模試とその特徴を紹介しています。塾内模試や公開模試の活用法なども。

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模擬試験の種類(塾内模試と公開模試)

高校受験に先立って、中学生が実力判定の為に受験する模擬試験・テストには「塾内模試(塾内テスト)」と「公開模試(会場テスト)」があります。「塾内模試(塾内テスト)」とは、通常、塾の中で受けるテストです。私立中学校の場合は学校内で受験できることもあります。

一方、模試業者が借りた大学・高校などの一般会場で受けるテストが「公開模試(会場テスト)」です。随分昔までは、公立中学でも模試業者テストを実施していましたが、この偏差値データが調査書に影響を与える事が問題視されたため、公立の中学校内では実施されていません。

公開模試は都道府県により勢力(受験者数の多い模試)が異なりますので、正確な合否判定等を求めるのであれば、県内の「最大手」もしくは「2番手」の模試を受けることをお薦めします。

尚、都道府県によっては「塾内模試」=「公開模試」となっている場合もあります。その場合は通塾性は塾内で受験し、一般生は公開会場で受験することになります。

塾内模試(塾内テスト)について

大手塾の場合は塾自らが模試を主催している場合があります。一方、中小塾の場合は、模試業者や塾用教材業者からテストを購入しているケースが多いです。

塾自ら模試を運営している場合であっても、「正確な合否判定」「他塾の生徒との比較」の為に、県内の大手公開模試を併せて受験するように塾生にすすめていることはよくあります。

圧倒的なシェアをもつ模試と私立高校入試の関係

塾内模試・公開模試の中には県内で「圧倒的なシェア」をもっている模試もあります。埼玉県の北辰図書による「北辰テスト」などです。

県内で圧倒的なシェアをもっている模試の場合、その模試の偏差値と中学校の通知表を見せるだけで私立高校の内定をもらえたり、推薦入試の参考資料として貰えることがあります。

例えば、埼玉県の私立高校(最上位校除く)の場合ですと、秋~冬に各私立高校で行われる「個別相談会」に「1学期の通知表のコピー」と「北辰テストの成績表(2回分の高校が多い)」を持っていくと基準を超えていれば「合格確約」を貰えます。その為、埼玉県の中学生にとって北辰テストの受験は必須となっています。

模擬試験受験の重要性

以下のような理由から早い段階から模試を受けることをお薦めします。

1.常に現在の実力(偏差値)を知り、目標校の合格可能性を知る必要があります。
2.普段の学校の中間・期末テストは出題範囲が限られています。定期テストの結果だけでなく、実力を知る機会が必要です。
3.公立であっても中学校によりレベルが違う為、学外のレベルを知る必要があります。
4.テスト慣れする事は、受験対策上とても重要な事です。特に「公開模試」は普段行き慣れていない会場で実施されていますので「テスト慣れ」に最適です。
5.学校の通知表は「絶対評価」によるものですので、相対的なポジションや県内でのレベルが分かりません。
6.各科目各分野別の得手不得手が分かりますので、重点的に復習すべき箇所が分かります。

模擬試験を受ける学年

塾に行っている場合

中学1年生から定期的に模試の受験をすすめられると思います。強制ではなく任意の場合でも積極的に受験していきましょう。部活・学校行事・英検などの日程と重なり受験できないケースも多々あると思いますので、長期的な「模試の受験計画」を練りましょう。

塾に行っていない場合

塾に行っていない場合は、塾内テストなどの受験機会もありませんので、「より積極的」に公開模試を受験することをおすすめします。出題範囲をネットなどで調べて模試に向けた「試験勉強」をすることや、模試の「やり直し」をすることも重要です。

中3生

塾などから特に指示がない場合は、公開模試は毎回受験した方がよいでしょう。特に7月以降の会場テストは全て受験される事を強くお奨め致します。

難関校向け模擬試験

超難関私立高校を目指している中学生を対象とした模試としては、「駿台中学生テスト」(通称:駿台模試)が有名です。超難関私立高校のハイレベルな入試問題を想定したハイレベルな模擬試験です。札幌・仙台・東京・千葉・埼玉・甲府・名古屋・大阪・神戸・京都・福岡で受験できます。

⇒駿台中学生テスト

都道府県別の模擬試験(北海道・東北)

北海道の中学生を対象とした模試

北海道の場合、進学舎の「北海道学力コンクール」が道内最大の模試となっています。北海道の公立入試と同じ形式で実施されます。

⇒北海道学力コンクール

青森県の中学生を対象とした模試

青森県の場合、青森県全県テスト実施協会による「青森県全県テスト」が県内の中3生の約3~4割が受験する模試となっています。

⇒青森県全県テスト

岩手県の中学生を対象とした模試

岩手県の場合、「白ゆりテスト」が有名です。岩手県内の中3生のおよそ3分の1が受験する全県統一模試となっています。

⇒白ゆりテスト

秋田県の中学生を対象とした模試

秋田県の場合、「秋田県全県模試」や「全中模試」があります。「秋田県全県模試」は、秋田県内の中小学習塾約50塾が加盟する団体による模試です。「全中模試」は、明光義塾などを秋田県内で展開しているイデアグループ系列による模試となっています。

⇒秋田県全県模試 ⇒全中模試

宮城県の中学生を対象とした模試

宮城県の場合、宮城新教育による「新みやぎ模試」が高シェアとなっています。県内では「宮模試」という通称で親しまれています。宮城県の中学生の3人に2人が受験している模試です。

⇒新みやぎ模試

山形県の中学生を対象とした模試

山形県の場合、宮城新教育による「山形県もぎ」や、難関高校受験生向けの「突破模試」があります。

⇒山形県もぎ ⇒突破模試

福島県の中学生を対象とした模試

福島県の場合、多くの高校受験生が福島新教育研究協会の「新教研もぎテスト」を受験します。

⇒新教研もぎテスト

都道府県別の模擬試験(関東)

東京都の中学生を対象とした模試

東京都の場合、創育(新教育研究協会)の「W合格もぎ」と進学研究会の「進研Vもぎ」が大手模試となっています。いずれも都立高校をターゲットとした模試(W合格もぎの都立そっくりテスト・Vもぎの都立Vもぎ)と私立高校をターゲットとした模試(W合格もぎの私立合格もぎ・私立Vもぎ)があります。

⇒W合格もぎ ⇒Vもぎ

神奈川県の中学生を対象とした模試

神奈川県の場合、中萬学院系列の伸学工房が行っている「神奈川全県模試」と創育(新教育研究協会)の「W合格もぎ」が大手模試となっています。

⇒神奈川全県模試 ⇒W合格もぎ

千葉県の中学生を対象とした模試

千葉県の場合、総進図書が行っている「総進Sもぎ」と進学研究会の「進研Vもぎ」が大手模試となっています。

⇒総進Sもぎ ⇒Vもぎ

埼玉県の中学生を対象とした模試

埼玉県の場合、北辰図書の「北辰テスト」が圧倒的なシェアを持っています。

⇒北辰テスト

模擬テストに関するQ&A

Q.中学2年生ですが、年に何回くらい模試を受ければよいのでしょうか?
A.年に数回の受験をお奨めしています。1学期に1回くらいが良いでしょう。

Q.都立の日比谷高校を志望しています。会場テストは、都立版と私立版のどちらを受験すれば良いのでしょうか?
A.「Vもぎ」・「W合格もぎ」にて自校作成問題対応の模試が実施されていますのでそちらをお薦めします。尚、自校作成対策模試は実施回数が少ないので、その他の模試もあわせて受験した方が良いでしょう。

Q.私立高校を志望しています。会場テストは、公立版と私立版のどちらを受験すれば良いのでしょうか?

A.公立対象の模試は、公立の入試問題と同様に、レベル的に中位のレベルです。志望校の合否判定は、公立数校と私立数校が出ます。私立対象の模試は、レベル的に公立対象の模試よりも高めです。志望校の合否判定は、私立数校のみが出ます。よって、志望している私立のレベルが下位の場合は、私立対象の模試よりも公立対象の模試を受ける事をお奨めしています。志望している私立のレベルが中位もしくは上位の場合は私立対象の模試を受験して下さい。志望している私立のレベルが中位で、公立が第一志望の方は、公立対象の模試のみの受験で良いと思います。

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