高校入試までの中学3年生(高校受験生)の年間スケジュール・流れをまとめました。どのタイミングでどのような事をすべきか、注意点は何かをよく理解して下さい。
※注意:以下は「三学期制」の場合の「受験生の年間スケジュール」です。「二期制」の場合の入試前の定期テストは「前期・中間」、「前期・期末」、「後期・中間」の三回になりますのでご注意下さい。
一学期中間・期末テスト
3年生初めての定期テストです。多くの私立高校の推薦基準には「内申点に1がないこと」・「3年生の欠席日数が10日以内であること」などの記載がありますので、注意して下さい。
志望校の選定
書店やネットなどで、学校案内に関する資料・情報を集めましょう。現在の偏差値・内申点と行きたい学校の合格ラインに差があるようでしたら、その対策をたてましょう。
実力診断
この時期から各種模試を積極的に 受験し、実力を客観的に分析しましょう。当会では塾内模試(ご家庭で受験)を受験できます。
夏休みは「受験の天王山」
夏休みは中学1年からの内容を基礎から時間をかけて復習できる最後のチャンスです。英数国は勿論、理社も一通り復習する絶好の機会です。ちなみに、塾や家庭教師の時間を除き、1日に5~6時間の学習時間が標準のようです。
※1学期の通知表は必ずコピーして保管することをお薦めします。私立高校の個別相談の際に必要な場合があります。
二学期中間テスト
高校受験前の定期テストも残り2回です。志望校がほぼ決定しているこの時期に、内申点で、合格圏に到達できると楽になります。
文化祭・体育祭の見学
多くの高校では、文化祭・体育祭の見学を受験生にも認めています。学校の校風を知る為、受験勉強のモチベーション向上に繋げる為に、是非見学に出かけて下さい。
学校説明会へ
11月前後に各高校で学校説明会と個別相談会などが開催されます。一般には公表していない情報がここで発表されたり個別に「内々定」を出す学校もありますので、志望校の説明会には必ず参加して下さい。
入試要項が出そろう
遅くとも11月のはじめには、各校の募集要項が出そろいます。受験する可能性がある学校の募集要項は早めに確認しておきましょう。
志望校の選定
気になる学校の資料を集め、比較検討しましょう。又、併願校を決め、受験日程を無理が無い様に組んでみましょう。
進路調査
中学校で、進路調査のプリントが配布されます。これをもとに担任の先生が進路相談を行ないますので、この段階で、具体的な学校名が記載できるようにしておきましょう。
二学期期末テスト
内申点アップの最後の機会です。このテストまでで、中学が高校に提出する中3の成績が決定します。
期末テストが終了したら、「学校の授業内容の復習」から「3年間の総復習・受験対策」に学習の内容が変わります。
三者面談
本人・保護者・担任の先生で、受験校の最終決定に向けて話し合いが行なわれます。この段階で内申点は確定していますが、中学校により数値を教えてくれる学校と教えてくれない学校があります。又、この場で私立高校の推薦の合格可能性と中学校からの出願の可否が言い渡されます。
私立高校入試相談会
12/15の解禁日以降に、中学の先生が私立高校に行き、受験生個々の推薦や併願受験での合格の可能性について相談されます。(一部の県では受験生が高校と個別相談)
高校側の基準に達していれば、ほぼ大丈夫ですが、合格の確約は行なわないように決まっています。
出願準備
入学願書を取り寄せます。殆どの学校が学校説明会や文化祭などの時に配布・販売を行ないますので、そのような機会を利用するとよいでしょう。
願書用の写真も早めに用意し、調査書の作成も担任の先生に頼んでおきます。学校によって提出書類が違いますので、要項でよく確かめてください。
面接指導
中学校によっては、校長先生などによる面接指導が行なわれることもあります。
冬休み
冬休みは受験前にまとまった勉強のできる最後のチャンスです。不得意分野をなくすように計画を立てて学習してください。
出願手続き
願書の受付期間を確認し、期間内に提出します。郵送で受付けている学校もありますが、窓口持参が確実です。受験料を銀行で振込み、振込控を願書に貼って提出します。
面接では、願書を資料に質問されますので、何校か受験する場合は、「志望理由」の欄に何を書いたか覚えておくようにしましょう。
入試日程を組む
私立高校を幾つか受験する場合は、無理がないように併願日程を組みましょう。
高校入試
一般的には以下のような流れとなりますが、県によっては「公立入試が前期・後期に分かれていない」などのように変則的な場合もあります。
(1)私立高校の推薦入試
(2)公立高校の推薦入試・前期入試
(3)私立高校の一般入試
(4)公立高校の一般入試・後期入試
私立高校2次募集
私立高校の中には、(実際は行っていても)二次募集の実施を要項で明記していない場合もあるので、注意が必要です。
公立高校2次募集
公立高校の場合、募集定員に満たなかった高校で二次募集が行なわれます。新聞発表に注意しましょう。
入学者説明会
入学者に対して、入学後の日程などについて説明会が行なわれます。学校によってはクラス編成の為にテストがあることも多く、暫くは気が抜けません。